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通所介護事業部会のご案内

~通所介護事業の明日を創る~

「通所介護の『進化』と『地域包括ケアの牽引役』を目指して」

  通所介護サービスは、介護保険創設からこれまで、訪問介護サービスと並ぶ大きな柱として日本の在宅介護を支えて参りました。通所介護においては、ご利用者が通所した施設で一種の小社会に参加した上で、会話やさまざまな活動を通じて、他者や社会とつながることで、孤立感や疎外感を和らげ、人間らしくよりよく生きることを支援することができます。そして、ご利用者に希望や生きがいを与え、心身の健康増進、ADLの回復と維持、QOLの向上、認知症の予防改善、体力低下の改善などの大きな成果をあげて参りました。さらに、ご利用者を一ヵ所に集めてサービス提供するため、効率的にサービス提供することが可能で、費用対効果の高いサービスとして日本の在宅介護に貢献してまいりました。
 
 しかし、その一方で通所介護においては、これまでほぼ一貫して介護報酬の引き下げが続いていることなどから経営環境は一層厳しさを増しております。国の最重要政策として「地域包括ケアシステム」が推進されるなかで、通所介護サービスが、今後どのように地域の厚生の向上に貢献できるか、今まさに正念場を迎えています。
 
 通所介護事業部会は、この重要な時期にあって、全国の通所介護事業者の皆様や諸関係機関と連携して、通所介護の強みを生かしつつ、社会の多様なニーズに応えられるよう通所介護サービスを『進化』させる必要があると考えます。既成概念に囚われない新たなイノベーションによって、通所介護の社会的適応を高めながら、『地域包括ケアの牽引役』としてその役割と存在意義を確かなものにし、通所介護事業の健全な発展に寄与することで、今後も広く社会に貢献して参りたいと存じます。
 
通所介護事業部会